❖ 黒米栽培 ❖


黒米の特長は、白米に比べてビタミンやミネラルを圧倒的に多く含んでいることです。特に抗酸化力で注目されるポリフェノールの一種アントシアニンを含んでいます。黒米は山間部で栽培しますので周囲への花粉の影響も抑えることができ奥阿賀に適したお米です。この黒米を加工し、お茶や米麹、黒米餅などさまざまな商品開発を行っています。

■黒米の栽培

栽培している黒米は、古代米の原種であり、朝紫というモチ性の品種です。イネ花は風媒花のため隣接する他の稲への影響が懸念されます。しかし私たちの黒米は山間部で栽培するため、その心配がありません。山間部が多く大規模農業ができない阿賀町のデメリットをメリットに変える作物です。田植えは5月、稲刈りは9月です。稲刈り後の乾燥は、「はざかけ」で行います。手間がかかりますが、こうすることで茎の養分まで完全に黒米に吸収され美味しいお米になります。

■黒米は機能性食品の優等生

黒米は玄米のまま使用します。黒米は白米に比べて圧倒的に豊富な栄養を含んでいることが確認されています。タンパク質は約1.5倍、ビタミンB1は約5倍、ビタミンB2は約4倍、ナイアシンは約9倍、カルシウムは約2倍、食物繊維は約6倍含まれています(*)。また、カルシウム、鉄、カリウムは約1.5倍含まれていてミネラルも豊富です。さらに白米には含まれないアントシアニンを多量に含んでいます。たとえば、食物繊維は4.1g/100g(白米は0.5g/100g)、ビタミンB1は0.32mg/100g(白米は0.08mg/100g)含んでいます。

 * 2017年3月 日本食品分析センター試験による
アントシアニンは食物の重要な栄養素であるポリフェノールの一種です。黒・赤系の植物に含まれています。ポリフェノールは、抗酸化機能、抗炎症作用により、視機能回復や血流改善、ストレス抑制、美容効果などを持っています。

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